私の友人に不思議な人がいます。

字が綺麗なんです。
しかし、文字一つ一つを見るとそうでもない。
それでも文を書くとなると整った印象を受けるのです。


それはなぜなのか。疑問に感じていたのですが、最近何となくわかってきました。
彼は文字一つ一つを丁寧に書いているわけではなく、文字の連帯感を大切にしているんだなと。


私もその分析をもとに練習をしてみることに。
しかし、うまくいかないものです。
ローマは一日にして成らず。彼はこの書き方でずっとやってきた深みがあります。
決して一朝一夕で手に入る能力ではないのです。


それでも、真似をしてみたい。
彼を観察することにしました。(ストーカーかな)


そして私との比較も実行。
決定的なものを発見しました。

「姿勢」です。

彼は背筋を伸ばしてノート全体を見て文字を書いていました。
一方の私は、目とノートが超近距離。もはや接写状態。

文字の連帯感を考えるならばノートを俯瞰する必要があるのです。
私のように超至近距離でノートをガン見していた場合、文字一つ一つをうまく書けても文としてのバランスがとりにくいのです。


確かに、小学生の時の書道の時間でも姿勢について「あーだこーだ」言っていた記憶があります。
大切なんですね。姿勢って。


ということで、非常に遅くなりましたが私は美文字へ一歩ふみだしました。


そもそも、ノートと目が超至近距離で文字を書いているのって「ダサい」ですね。
いい年した大人が背筋を丸めてちょこまか文字を書いているのは良いイメージを持てません。
想像してみました。ジェームズボンドが背筋を丸めてサインしていることを。
非常にカッコ悪い。

うん。素敵な大人になるためにも「書く時の姿勢」大切にしよう。